2019年8月6日と7日に福岡県田川市にある西田川高校の生徒に向けて、スマートフォンによる撮影・映像編集のワークショップをおこないました。
この企画は先生からおしごとテラス「katete(カテテ)」へワークショップの依頼があり、イメージレインの田村が講師として加わりました。
当初は私たちの考えたシナリオを元に、動画の撮影、編集を2日間で行うワークショップでしたが、7月の顔合わせの時にそれぞれに撮りたいテーマがあるとのことで、急遽生徒たちにシナリオを考えるところから初めてもらいました。
二日間では間に合わないので8月6日当日までに「シナリオを考える」「極力撮影を終えてくる」という宿題を出して、生徒たちもなかなか大変だった様子。連絡を取り合いアドバイスしたり、カテテに来てもらい、アプリのダウンロードをサポートとボリュームある内容になりました。
生徒皆さんは「部活の紹介」や、「先輩インタビュー」など、それぞれのシナリオにそって撮影した素材を当日持ちより、Adobe Rushにて編集。まずはスマートフォンで編集し、微調整はPCでおこないました。
なんとか2日目のお昼過ぎにはみんな無事完成。喜んでいただけたのではないかと思います。
私たちも社会人に教えるとのはまた違うことが沢山あり、戸惑いましたがとてもいい経験になりました。
ワークショップをきっかけにクリエイティブ業界にも生徒が興味を持ってもらいたいですし、数年後一緒に働けたらとても嬉しいです。
企画を持って来ていただいた、カテテと西田川高校の先生にも大変感謝してます。
今回使うアプリは当初iMovieで考えていましたが、検討した結果、Adobe Rushにしました。それぞれのメリットとデメリットを残しますので、ご参考にしてください。
■ iMovie
1)対応OS:iOS,Mac OS
2)利用料:無料
3)その他:PCとスマフォの同期に制限あり
■ Adobe Rush
1)対応OS:iOS,Mac OS,windows,Android対応
2)利用料:無料(制限あり)
3)その他:PCとスマフォが完全に同期(テロップのフォントを除く)
1の対応OSは圧倒的にRushにメリットがあったのですが、2の利用料のところで悩んでいました。Rushは無料のアカウントでつかうと、3回しかレンダリングが出来ず、使用回数の制限がネックでした。
ただ3の同期について、iMovieはiPhoneでつくった編集データをMac送りそのまま編集はできるのですが、逆のMacからiPhoneに編集データを戻すことができませんでした。編集したデータは生徒のスマートフォンに持ち帰ってほしかったので、今回はRushにしました。
あとRushはOSの制限がないのと、ユーザーインターフェイスも一緒だったのが魅力でした。
トランジションやエフェクトなどはPCに特化しただけあってMac版のiMovieが一番多かったです。
ただしAdobe Rushの決定的なデメリットは、他アカウント同士でファイルの共有が出来ないことです。具体的なファイルがなく、データのコピーなども出来ませんでした。
二人一組でおこなっていたので、XDの感覚で共有しながらやればいいかと思っていましたが、それができなかったのが反省点です。
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